本当に効率的になっているのか? [大局感]

今日の東京の朝は土砂降りでしたね。皆様はいかがお過ごしですか?


私は、朝は思いっきり雨に濡れてしまい、靴の中までジトーッとなる最悪の出だしでした。


やれやれ、と思いつつも、会社に行くと今日の朝の会議のいくつかがキャンセルになっていて、ラッキー! 少し気分は持ち直しました。


さて、私の仕事は、GCPという法律に従って行われなければいけません。しかし、皆様が法律に対して思っているのと同様に、この法律に関してもグレーな部分があるのです。


そこで私の会社では、このGCPの勉強会が行われており、しかも一定の点数を取らないと再履修になる仕組みなのです。


ここまでは何の問題もなく、よい仕組みだと思っています。


しかし、ここからなのです。無能な輩が作ったシステムは・・・。


今まではこのグレーな部分が仕事で起きた場合には、周りの方やチーム内で議論して解決していたのですが、今後は各社員で解決するようにとのことなのです。


なるほど、それはいいことだ・・・、と思うでしょ。


でも、そのグレーな問題を全社員が一律に解決できるようにすることはとても困難なことなのです。なぜなら、解釈が分かれるからグレーなのであって、勉強して解釈が一定になるなら、それはグレーではないのです。


しかし、グレーな問題を作って、その問題の模範解答を出せるまで、何度でも再履修させるというこのトレーニング。疑問を抱かずにはいられません。


本当にこの模範解答は、模範解答なのだろうか? 他の製薬会社がみたら、「はあ?」と思うような回答もあるのではないか? 私にはそう思えて仕方ないのです。


そもそも、グレーな問題を、同じ解答を出せるようになるまでトレーニングするくらいなら、その事例が起きた時に、今まで同様、模範解答者が指導すればよいのではないだろうか?


その方が時間もかからないし。 第一、今の社員を教育したところで、新入社員はどうするのだろう? また同じ時間をかけて教育するのだろうか?


そんなことを毎年していたら、きりがないのではないか?


しかもそんなグレーな問題に遭遇するケースは極めてまれだというのに。


研修担当者はあくまで考え方のトレーニングと言い張るが、考え方といっても単にコンサバの考えをしているだけで、ロジックも何もない。安全に安全に、石橋を100回叩いて渡りましょ、という考えなのです。


ということで、やっていることや目指すことは理想的なのだが、それに払うコストのことや、一担当者の考え方を押し付けていることを考えると、とてもよい仕組みとは思えないのである。


大局をみて、本当に意味のあることだけやってほしいものである。研修担当者の自己満足のトレーニングはやめてほしいものである。


ということで、今日の学びは、「大局を見て、必要なこととそれに払うコストのバランスから目を離すな!」です。


皆さんはどう思われますか?
タグ:大局観
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仕事は嫌い、でも会社を辞めるだけの勇気もない小心者の、中間管理職の仕事奮闘記です! 嫌いな仕事を戦略的にこなすため、実践で掴んだビジネスノウハウをここに残しておきます。

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