ファシリテーションって実は楽ちん [プロジェクトマネジメント]
心の病で労災認定を受けた人が269人になったそうで、過去最高を記録したそうです。心の病と聞くと、仕事嫌いの私もいつかなるのではないかと思い、他人事とは思えない今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?
最近、私の中で、ファシリテーションというものの考え方が少しづつ変わってきました。
ファシリテーションというのは、皆様の大多数が思っているとおり、会議の議事進行を進めたり、何かのプロジェクトの進捗をコントロールしたりする人のことですね。
実は、このところ、会議のファシリテーションというのは、意外に面白くて、ある意味楽かもしれないなと思えるようになってきました。
普通の人は、「えー、ファシリテーションなんて、頭を使わないといけないし、大変じゃないか」と感じると思いますが、実はコツさえつかめばそんなに難しくはないのです。
むしろ、議事進行の方法、つまりファシリテーションの基本さえ掴めば、難しい問題への回答とかは、参加者を指名して考えてもらえばいいのですから、逆に楽になるのです。
本来、ファシリテーションは議論に入ってはいけない人で、議論からは中立の立場にある人なのです。
ですから、堂々と、会議中は自分の意見を言わずに、ひたすらみんなの意見をまとめて、一つの解決策に向けて進めればいいのです。
でも、ファシリテーションのコツを知らないと、逆にしんどいだけですね。
ですから、コツをここに残しておきます。
それはね・・・
「問題解決会議の場合には、とにかく問題の原因を追求していく」・・・です。
よく、●●の問題を解決しろという会議がありますよね。そういう時は、まず、表層的な問題、たとえば、「残業が多い」という問題があり、「残業を減らせ」というのが使命ならば、みんなに、「何故残業が多くなるのか」を考えてもらうのです。
自分が考える必要はありません。みんなに考えてもらうのです。「何故、残業が多くなるのでしょうかね?」と尋ねて。
すると、ポツラポツラと、「それはやっぱり、優先順位を付けずに手当たり次第にやるからだ」とか、「緊迫感を持たずにだらだらやるからだ」とか言う答えが出てきますよね。
そうしたら、「残業が多い」←「優先順位を付けずに手当たり次第にやるからだ」とか、「残業が多い」←「緊迫感を持たずにだらだらやるからだ」というように、結果と原因を矢印で結ぶのです。
・・・で、次にまた質問するのです。「何故、優先順位をつけないのか?」あるいは「何故、緊迫感を持たないのか?」というように。
そうしたら、またみんな、ぼそぼそと答え始めるでしょう。「優先順位の付け方を知らないからだ」とか、「優先順位をつける有用性を感じていないから」とかですね。
そしたらまた矢印で、「残業が多い」←「何故、優先順位をつけないのか?」←「優先順位の付け方を知らないからだ」「優先順位をつける有用性を感じていないから」というように結んでいくのです。
こうして、何故を3-5回繰り返して、原因の原因を突き止めていくのです。そして、その真の原因に対する対策を考えてもらえばいいのです。
この間、自分は特に考える必要はありません。ひたすら、みんなの答えを聞いていくだけです。
ただ、少し注意しないといけないのは、時々、原因でないような答えをする人がいますから、そういう場合には論理思考を使って、訂正してあげないといけません。
この時だけは頑張らないといけませんが、慣れるとある意味、参加者としてずーっと考えないといけないよりは、楽に感じるものですよ。
しかも自らファシリテーションに立候補すれば、積極性を買われて評価も上がるかも…ね。
是非、一度お試しあれ。
皆様からのコメントをお待ちしております。
最近、私の中で、ファシリテーションというものの考え方が少しづつ変わってきました。
ファシリテーションというのは、皆様の大多数が思っているとおり、会議の議事進行を進めたり、何かのプロジェクトの進捗をコントロールしたりする人のことですね。
実は、このところ、会議のファシリテーションというのは、意外に面白くて、ある意味楽かもしれないなと思えるようになってきました。
普通の人は、「えー、ファシリテーションなんて、頭を使わないといけないし、大変じゃないか」と感じると思いますが、実はコツさえつかめばそんなに難しくはないのです。
むしろ、議事進行の方法、つまりファシリテーションの基本さえ掴めば、難しい問題への回答とかは、参加者を指名して考えてもらえばいいのですから、逆に楽になるのです。
本来、ファシリテーションは議論に入ってはいけない人で、議論からは中立の立場にある人なのです。
ですから、堂々と、会議中は自分の意見を言わずに、ひたすらみんなの意見をまとめて、一つの解決策に向けて進めればいいのです。
でも、ファシリテーションのコツを知らないと、逆にしんどいだけですね。
ですから、コツをここに残しておきます。
それはね・・・
「問題解決会議の場合には、とにかく問題の原因を追求していく」・・・です。
よく、●●の問題を解決しろという会議がありますよね。そういう時は、まず、表層的な問題、たとえば、「残業が多い」という問題があり、「残業を減らせ」というのが使命ならば、みんなに、「何故残業が多くなるのか」を考えてもらうのです。
自分が考える必要はありません。みんなに考えてもらうのです。「何故、残業が多くなるのでしょうかね?」と尋ねて。
すると、ポツラポツラと、「それはやっぱり、優先順位を付けずに手当たり次第にやるからだ」とか、「緊迫感を持たずにだらだらやるからだ」とか言う答えが出てきますよね。
そうしたら、「残業が多い」←「優先順位を付けずに手当たり次第にやるからだ」とか、「残業が多い」←「緊迫感を持たずにだらだらやるからだ」というように、結果と原因を矢印で結ぶのです。
・・・で、次にまた質問するのです。「何故、優先順位をつけないのか?」あるいは「何故、緊迫感を持たないのか?」というように。
そうしたら、またみんな、ぼそぼそと答え始めるでしょう。「優先順位の付け方を知らないからだ」とか、「優先順位をつける有用性を感じていないから」とかですね。
そしたらまた矢印で、「残業が多い」←「何故、優先順位をつけないのか?」←「優先順位の付け方を知らないからだ」「優先順位をつける有用性を感じていないから」というように結んでいくのです。
こうして、何故を3-5回繰り返して、原因の原因を突き止めていくのです。そして、その真の原因に対する対策を考えてもらえばいいのです。
この間、自分は特に考える必要はありません。ひたすら、みんなの答えを聞いていくだけです。
ただ、少し注意しないといけないのは、時々、原因でないような答えをする人がいますから、そういう場合には論理思考を使って、訂正してあげないといけません。
この時だけは頑張らないといけませんが、慣れるとある意味、参加者としてずーっと考えないといけないよりは、楽に感じるものですよ。
しかも自らファシリテーションに立候補すれば、積極性を買われて評価も上がるかも…ね。
是非、一度お試しあれ。
皆様からのコメントをお待ちしております。
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仕事は嫌い、でも会社を辞めるだけの勇気もない小心者の、中間管理職の仕事奮闘記です! 嫌いな仕事を戦略的にこなすため、実践で掴んだビジネスノウハウをここに残しておきます。
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