プライバシーの問題 [信頼関係]

鳩山氏を更迭した麻生内閣の支持率が低下しているようですが、皆様いかがお過ごしですか?


個人的には、このような政治判断のニュースは、自分のビジネススキルを鍛える良い訓練になると思っています。


つまり、自分が首相ならどういう判断を下すのかというのを、真剣に考えるのです。その答えは、実際に数日後に世論としてあらわれるわけですから、まさに生きた事例になりますよね。


さて、今日は上位職の大いなる勘違いについて書きたいと思います。


私の上司ではないのですが、別の部署の部長と、今日、話す機会がありました。


話した内容は、今年の年末に産休でお休みに入る女性社員のことです。


その女性社員は安定期に入るまでは、誰にも公言しないでという約束の下、私に教えてくれました。


本来は、休みに入る一ヵ月前に、上司である私に伝えてくれればいいのですが、業務の引き継ぎの準備など、私のためを思って、かなり早めに教えてくれたのです。


しかし、その思いに応えるためにも、その部長には伝えとかないと、後任をとれなくなるからということで、その部長には伝えても良いという承諾をその女性社員から得て、その部長には話していたのです。私には後任を取るだけの人事権がありませんので。


しかし、その部長から私に向って今日、「一体いつまで伏せとけばいいのか? 俺は一ヶ月後を見ているわけではない。半年先、一年先を見据えているので、いつまでも伏せとけないぞ」と言われました(といっても伝えたのは先月の下旬なのですがね・・・)。


私としても、部長の気持ちはわかります。私が自分の職務を全うするために、部長にはこのことを話しているのと同様に、きっとその部長も自分の業務を全うするためには、当該女性社員が休みに入ることをしかるべきところに伝えないといけないのでしょう。


しかし、その部長はある程度人事権も持っているので、自分の中で何とかしてほしいとも思います。


また、会社の規定上、一ヵ月前に申告すればOKとなっている以上、部長の言い訳は通用しないようにも思います。どうしても困るなら、会社の規定を変えるべきでしょう。


もし部長の言い分がそのまま通るなら、誰も会社のためを思って、前もって上司に伝えることなどしなくなるでしょう。


私が仮に女性だとしても、規定通り一ヵ月前にいきなり、「赤ん坊ができたので、休みに入らせていただきます」と伝えるでしょう。


結局、業務にシビアな支障が出ないように配慮してくれた以上、こちらもそれに応える義務はあると思うのです。


昇進すればするほど、自分が社員全員の人事権を把握したような気になって、社員のプライバシー迄も自分の手中にしたような錯覚に陥るのでしょう。


こうならないように、自分も今日の気持ちを忘れないようにここに残しておこうと思います。


皆様からのコメントをお待ちしております。

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仕事は嫌い、でも会社を辞めるだけの勇気もない小心者の、中間管理職の仕事奮闘記です! 嫌いな仕事を戦略的にこなすため、実践で掴んだビジネスノウハウをここに残しておきます。

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